10月は里親月間です
更新:2025年9月30日
里親とは
子どもが健やかに成長するためには、安定した環境の中で、保護者の温かい愛情のもとで育てられることが必要です。
しかし、保護者の病気、家出、離婚、あるいは保護者からの虐待など何らかの理由により、家庭で生活することができない子どもたちがいます。そんな子どもたちを保護者に代わって、一時的にまたは継続的に家庭的な雰囲気の中で、愛情深く育ててくださる方を里親といいます。
10月4日は里親の日です。この機会に里親について考えてみませんか。
里親の種類
里親の種類 | ||
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養育里親 (菜の花家族) |
要保護児童(保護者がいない又は保護者に監護させることが適当でないなど、保護することが必要な子ども)を一定期間、養育する里親 | |
専門里親 | 養育里親の一種で、保護者からの虐待等により心身に影響を受けた子ども、非行等の問題がある子ども、身体・知的・精神に障がいがある子ども等を養育する里親 | |
親族里親 | 保護者が死亡、行方不明、拘禁、疾病による病院への入院等の状態となり養育ができなくなった子どもを、民法に定める扶養義務者(※)等が保護者に代わって養育する里親 | |
養子縁組里親 | 子どもと養子縁組することを前提として、養育する里親 |
「菜の花家族」とは
「菜の花家族」とは、千葉県の養育里親の愛称で、子どもと家族を応援する制度です!
里親体験談
〇Aさん
母親の入院によりお子さんを一時的に預かりました。学校を変わることなく我が家から通学し、
元気になった母親のもとへ無事にお返しすることができました。短期間でしたが、里親のやりがいを感じました。
〇Bさん
思春期の男児を受託し、喧嘩したりいろいろありましたが、成人になり我が家を巣立って行きました。
今では立派な社会人となり、盆暮れには当然のように規制してくれます。彼の実家になれたことは里親としてこの上ない喜びです。
〇Cさん
里親サロン等を通じて、里親同志お互いの悩みを相談しあうことができ、
里親としての悩みを一人で抱えこまずにこどもを育てることができました。
〇Dさん
社会的養護下のこどもは、いろいろな背景を持っていると聞き心配しましたが、
里親支援機関や児童相談所と相談しながらできることがわかって安心しました。
里親になるための要件
「養育里親」になるためには次の要件があり、千葉県知事が里親として認定を行います。
1.千葉県内(千葉市在住は除く)に居住していること
2.心身ともに健康であること
3.児童の養育について、理解・熱意・児童に対する豊かな愛情を有していること
4.経済的に困窮していないこと
5.里親登録に必要な研修を修了していること
6.里親希望者と同居人(ご家族)が、禁固以上の刑に処されたことがないこと
7.里親希望者と同居人(ご家族)が、児童福祉法及び児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護者に関する法律、その他国民の福祉に関する法律の規定により、罰金の刑に処されたことがないこと
8.里親希望者と同居人(ご家族)が、暴力団員又は暴力団関係者ではないこと
9.児童の養育に関し、虐待等の問題がないと認められること
10.児童の養育に関し、虐待等の問題がないと認められること
11.里親を希望する動機が児童の最善の福祉を目的とするものであり、里親制度が社会的養護であることを理解し、里親支援機関等と協議が可能であること
(注釈)養子縁組里親、親族里親、専門里親に関しては、この他に別の要件があります。
詳しくは管轄の児童相談所または県児童家庭課へお問い合わせください。
相談窓口
・中央児童相談所
千葉市稲毛区天台6-5-2
043-253-4101
・千葉県里親会
千葉市稲毛区天台1-10-3
043-441-8676
参考
